M&Aがしたいのです。
M&Aに携わりたいのです。
のっけからこんなこと書くと「こいつは頭がおかしくなったんじゃないか」と思われるかもしれませんが、まあ聞いてください。
M&Aにどうしても携わりたいのですよ。
幸い来春就職する会社M&Aビジネスも行っている企業。
之はもう是が非でもM&Aビジネスに関わりたいと思ってるのです。
今年の就職活動を行う以前、私はM&Aビジネスをどこか馬鹿にしていました。
「なんだ、企業に値段をつけるなんて偉そうなこと言ってるが所詮は虚業、マネーゲームじゃないか」なんて思ってたりしたんですよ。
ただ最近、黒木亮の著作を読みまくっている影響か、そうしたM&Aビジネスにそこはかとない魅力を感じるようになったのです。
私がM&Aに惹かれる理由は3点あります。
まず第一に、利益がでかいとこ。
M&Aを行いたい企業のアドバイザリーを務めれば、売買が成立しようがしまいが、一定の月極め報酬が貰えるというのもあるのですが、なんと言っても大きいのは手数料。
手数料なのですよ。
通常だったら売買金額の2~3%が手数料として転がり込むので、たとえば100億の売買案件に携われれば、なんと粗利益は2~3億。これ一発で毎年の収益目標軽くクリアなんですよ。
これは自分の性格に非常に向いてると思います。
努力するかしないかではなく、自分はどうしても細々としたビジネスを積み上げるより、大きいビジネスで一発という思いがあります。
御幣をさけるため繰り返しますが、努力するしないではなく、性格的なものとして、自分は大きい取引を志向したいのです。
そういえば電通の鬼十則にもありましたよね。「大きな仕事をしろ。小さいビジネスは自分を小さくする」なんてのが。
私の気持ちはまさにこんなかんじです。
第2に、M&Aビジネスとは非常に専門性が高いことが上げられます。
自分は以前から、この分野ならあいつに任せれば問題ない、と言われるような専門分野を持ちたいと考えていました。
自分の代わりが誰でも務まるような仕事でなく、自分でなければできないような仕事がしたいのです。
その点このM&Aビジネスはバッチリ。
コーポレートファイナンスや各種ファイナンスのスキームに代表されるような専門的知識が満載なわけですよ。
ファイナンスといえば余談なのですが、さきごろ新日鉄が発行したハイブリッド証券。
あれは本社自体の資金調達にSPCを絡ませているという面白いものでしたね。
ああいうスキームを理解したり開発したりするという作業にはそこはとはない憧れがあります。
最後に、M&Aに限らずこうした投資銀行ビジネスというのは、付加価値を出せるかどうかというのが個人の能力に大きく依存するという点です。
例えば、「融資」について考えるとわかりやすいのですが、「融資」はあらかじめ融資先の信用状況によって融資金利が決まってます。
だから、だれがやっても本質的なサービスの違いは現れにくいのです。
ただし、M&A違います。
どの企業が買収する意欲をもってるか、どこを買収するか、それがどのように利益に結びつくのか、買収の適正価格はいくらなのか・・・等等。
自分の能力でディールをとって、自分の能力で手数料を貰えるという達成感があると思うのです。
誰にでもできる仕事ではなく、自分にしかできない仕事。
自分の代わりはだれも務まらない、そんなビジネスマンになりたいのです。
というわけでM&Aやるためにがんばって勉強しましょうかね。
まずは証券アナリストの資格でも取ろうかと考えてます。それができたら次は大学院やCFAなどですか。
夢は広がります。
まあ、せいぜいがんばろうと思いますキニ。